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オタクの雑記
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ほろた
2024/01/8 22:34
鬼太郎誕生ゲゲゲの謎を見てきた話
面白かったものの一言いえばTwitterのオタクにウケそうな映画だった。ある程度の平均は満たしており完成されているものだとは思うが、最高には至らず、だが駄作でも時間を無駄にしたとも思わない。映画一本見終わった満足感や制作サイドの心意気は買うものの、それが結局お前の好みに合わなかったといわれればそうなのだ。勢いで完走しているので、それはやっぱり見事だったとは思う。
今回かなり割りを食ったのは、負け確定ヒロインとして出演させられた沙代さんであり、彼女の一生を一族として消費するがごとく、彼女を消費しきったこの映画は皮肉的な構造をしている。
最後に彼女が子供を出迎えにいき、救済するシーンがあるがそれこそまさに女が求められる役割であり、彼女はそれから逃げたがっていたし、その逃げ場がないことを知っていた彼女にして見れば死してなお、都合良く消費される女としての役割に、救いのなさを痛感するのである。お前らその気がないだけで、まじで最悪だぞ。男キャラクター萌えばっかしてないで、ちょっとはその辺にも目を配れよというかんじがした。
国のためのだとかいう大義のために死ぬことを否定しておきながら、国のためのあくまで暴走するという個人の欲望にとどめたやりかたは問題の矮小化をしており、これってそもそも人間って汚いって話じゃなく、権力に歯向かわないとなにひとつ解決していないのに、あくまでも個人にとどめた表現は、この作品の限界を示している気がする。
無論家父長制に歯向かってはいるし、俺たちは好きにいきるぜ!とやっているのだが、その答えや敵の表現の仕方がみみっちくかんじている。結局、国のために個人が身を投げており、それを子供や友のためという表現にしたら、その答えの先は戦争肯定になりはしないか?という気がした。そんなつもりは毛頭無さそうなので、詰めが甘いかんじがするしやはり現代の作品の限界かなと思ったりもする。
単純にキャラクターの関係萌え映画としてやりたかっただけなのがわかるし、やりたいシーンだけ詰め合わせたんだろうなとも思う。
まああくまでも映画としては完成されているのだが、だがまあ賞賛することはないだろうと思う。
不思議なバランスの映画だった。
#映画
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面白かったものの一言いえばTwitterのオタクにウケそうな映画だった。ある程度の平均は満たしており完成されているものだとは思うが、最高には至らず、だが駄作でも時間を無駄にしたとも思わない。映画一本見終わった満足感や制作サイドの心意気は買うものの、それが結局お前の好みに合わなかったといわれればそうなのだ。勢いで完走しているので、それはやっぱり見事だったとは思う。
今回かなり割りを食ったのは、負け確定ヒロインとして出演させられた沙代さんであり、彼女の一生を一族として消費するがごとく、彼女を消費しきったこの映画は皮肉的な構造をしている。
最後に彼女が子供を出迎えにいき、救済するシーンがあるがそれこそまさに女が求められる役割であり、彼女はそれから逃げたがっていたし、その逃げ場がないことを知っていた彼女にして見れば死してなお、都合良く消費される女としての役割に、救いのなさを痛感するのである。お前らその気がないだけで、まじで最悪だぞ。男キャラクター萌えばっかしてないで、ちょっとはその辺にも目を配れよというかんじがした。
国のためのだとかいう大義のために死ぬことを否定しておきながら、国のためのあくまで暴走するという個人の欲望にとどめたやりかたは問題の矮小化をしており、これってそもそも人間って汚いって話じゃなく、権力に歯向かわないとなにひとつ解決していないのに、あくまでも個人にとどめた表現は、この作品の限界を示している気がする。
無論家父長制に歯向かってはいるし、俺たちは好きにいきるぜ!とやっているのだが、その答えや敵の表現の仕方がみみっちくかんじている。結局、国のために個人が身を投げており、それを子供や友のためという表現にしたら、その答えの先は戦争肯定になりはしないか?という気がした。そんなつもりは毛頭無さそうなので、詰めが甘いかんじがするしやはり現代の作品の限界かなと思ったりもする。
単純にキャラクターの関係萌え映画としてやりたかっただけなのがわかるし、やりたいシーンだけ詰め合わせたんだろうなとも思う。
まああくまでも映画としては完成されているのだが、だがまあ賞賛することはないだろうと思う。
不思議なバランスの映画だった。
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