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ほろた
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竹内栖鳳展(京セラ美術館)
破壊と創生のエネルギー

サブ展示室だったので作品数とグッズ展開は少なめ。ただ、雰囲気自体はゆったりとしており、混んでもいなかったので好きに楽しめたかんじがありました。展示物がレアかどうかはわかりませんが、屏風の展示が多め?で迫力あってよかったですね。低い天井の場所だったから、圧迫感があってよかったと思います。ひたすら動物の絵が愛らしくてよかった。亡くなる年にかいた烏と船の絵を目あてにいったがさらっと置いてあった。全体的にさらっとしてた。気楽でそこがよかったかな。緊張感と共に眺める作風じゃないので。おおむね満足。


中村佑介SPILIT!
心斎橋PARCO

アジカンの君という花のジャケットで知った作家さんというとかなり年代を感じる、なにかの縁だとおもって展示会を覗きにいきましたが、思った以上によかった。メインの女の子が印象強いが、その周囲を取り巻くサブの書き込みがメチャクチャ楽しかった。四畳半神話と夜は短し歩けよ乙女の映像作品も好きだったのでポスターの展示も嬉しかったな。大きな画面でみるとそれぞれの空間の書き込みが楽しく、こんな面白い絵を描いている人だったのかと驚かされる。さらっとセンスと描写と構成が巧い。今回と展示をみてかなり好きになりました。今後もなにかあったら見に行きたいなと思う。ひたすらアジカンの曲が流れているのがとにかくよかった。

北野武「首」
宮崎駿「君たちはどう生きるか」

首をみてから君たちは~を見た。Twitterで今年これらが公開されたのはすごいことだ!みたいな話をみてそうなのか?と思ってあんまり興味なかった君たちは~を見たのですが主人公のキャラクターがドンピシャ好みと短髪少年だったので、脳が終始揺れておりました。

北野武の映画をみたのはさらっと座頭市を見たくらいでちゃんと映画館で見たのは首がはじめてだった。あんまり信用してなかったので冒頭の残虐シーンで心折れかけこのままこれが続くなら途中で出ようと思ったのだが北野武演じる羽柴秀吉のトリオが出てきてから一気にティストが変わって面白かった。どう物語が落ちるかというのはある程度読めていたので、先がどうなる?!ということよりも俳優の好みというか使い方が自分の趣味に合っていたので、わかるぜ!北野武!と思いながら見終わった。黄色い猿め!のシーンとかまあ何かしらありそうだが、楽しんで作ったんじゃないかこの映画?というのがあったので、すごくポジティブな映画だなという気がした。

君たちはどう生きるか?、なのだが、冒頭のタイトルにある山の風景画でなにか脳が直撃し、自分はこの作品好きな気がするなという予感を抱いて見ていたもののキャラクターが好みというのはさておき、わからない部分はあったりしたのだが、それがひどくよかった。曼陀羅みたいだった。キャラクターの些細な動きひとつがキャラクターを示している繊細さと大胆さがあり、たとえば鳥の糞をあえて描くところとか、全編通した信念というか、これがひとつの作品を作ることだよなあという、意思みたいなものを感じて、これは結構無理やり二時間に納めたんじゃないかというボリュームだった。ほんとうは四時間ぐらいあってもおかしくない気がした。

連続して映画館でみれたということは、とてもよい経験だなという気がしている。首も君たちはどう生きるか?も他者的アプローチがあり、外向けという気がした。その距離感に安堵する。
このあくまでも他人ですよという線引きをされて心地よかった。

すでに完成しているので、面白かったし、よかったよ、ありがとね~というかんじです。

終わり。


#映画 #展示会