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ほろた
展示会の感想


梅田ロフトであらゐけいいちの空想と妄想と想像と創造展、梅田大丸でナガノ展を見てきた。


[あらゐけいいちの空想と妄想と想像と創造展]

アイデアノートも置いてあり、小さな空間だったがとてもよかった。日常はアニメでしか見ておらずほかの作品もあまり知らないが線がすきな作家さんで、漫画かというよりイラストレーションのイメージが強かったが、ネームとペンいれ原稿で一部の絵が違うところにギャグのおもしろみを追加していて、こういう細かいところが楽しい作家さんなんだなと思う。個展があればまた見に行きたいなと思った。


[ナガノ展]

作業動画があって、原稿そのものはかなり短スパンで仕上げているもののそれまでのリテイクや話を作るにあたってかなり引き出しが多いのだろうというイメージで、作品に仕上がっているそのものでとても判断のできない異様な天才だなあという思いを深めてしまう。ちいかわはかわいいがもぐらころっけ方向がナガノさんには近いのかなと思った。見るより写真を撮るひとばかりでなんだかそこらへんは集中できなかったが、それ以外はとてもよかった。入院とのことだが、療養してまた何かを描き続けてほしい。それがちいかわじゃなくてもいいかな。


おわり。


#展示会
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ほろた
名探偵コナン黒鉄の魚影の感想
 

まず総括として
つまらなかったです

以降のツッコミは大前提としてフィクションなのは理解しているのだが、これをやるならお前最後までちゃんとやれよ、やりたくないのにやろうとするな、という意味で突っ込んでます。まあエンタメとしても面白くなかったんですけど。


[ダメだったところ]


その1 退屈
終始ぼんやりと眠たかった。あまり盛り上がりどころもなく、見る楽しみに欠ける。ストーリーが退屈だからであって、画面構成はよかったと思うがまあそれだけ。

その2 問題意識
準ヒロインのような立場の彼女だが、いくら個人的に探していたからといって国の許可を得た途端、私利私欲に走っていきなり宮野志保を探すところはかなりアウトというか普通にヤバい。そのあとに宮野志保と思われる少女のデータを肌身離さず身に付けてるのもシンプルにストーカーで気持ち悪く、最後のシーンのまた会えたね、というくだりは恐怖だった。こんな人が差別反対をお題目に捜査という身勝手な名目で世界中のプライバシーを侵す権利を得るのか?
やばすぎるだろ。

その3 意味不明
差別反対!ていうけど、いきなりとってつけたような理由だし、なんの物語にもかかってこなかった。差別反対の彼女を置くなら現在ベースの差別反対のストーリーを用意しないとなんの意義もならない。言いたかっただけな感じ。

大前提として世界中のカメラを繋いで架空インタポールがあれこれするのが意味不明だし、怖いよ。
殿様商売にも程がある。お題目と権力さえあればなにしてもいいという傲慢さのうえに日本支部の人材のお粗末さ。所長のボスとしての能力もなければ、職員の人権意識の低さでよくやろうとおもったな、この計画を。

その4 キャラの扱い
カップリング問題は面倒なので省きますが、今回のメインは哀蘭だったと思います(まじ)

毛利小五郎の扱いがとにかくひどすぎる。出す気がないならもう登場すら省いてくれる方がましかもしれない。今回の話において毛利小五郎はかなりキーポイントだったと思うが、そこから逃げたのはいかがなものかなと思う。

で、いいところにも書きますが一部のキャラの扱いはよかったです。

その5 ミステリーとしてお粗末
名探偵コナンをミステリーとしては見ていないのですが、黒の組織のスパイはすぐにわかるものだし殺人に使われたトリックも簡単にわかるし、主軸が灰原哀に向いているのは分かるのだが、出てくるインタポールとかもだめだめだし、なんとかバトルと銘打たれているだけあるなと思った。

その6 活躍のなさ
ていうか拉致された女性の家族にコンタクトをとっていない時点でFBI無能やろ?となったりした。なんの拉致だと思ってたんですか?ふつうは誘拐だと思ってなんか、親族に連絡来るかもしれないからコンタクトとったりしないんですか?撃たれて笑ってしまったから、慟哭シーンも響かなかった。
組織VS組織もやる気がないならなんで複数の組織登場させたんですか?
またもや意味不明である。


[いいところ]

その1 キャラのよさ
蘭さんのバトルシーンが最高だった。こういうシーンがずっと続いてくれればいい。今回最高はベルモットさんであり、蘭さんであり、園子さんであり、阿笠さんであり黒田さんだった。まあそのくらいしか見所がなかったとも言える。

[非常に迷う点]

灰原哀をかつてめちゃくちゃすきだったが、今回かつての灰原哀好きとしてもなにも刺さらなかった。こういう灰原哀がすきなんだよな!みたいなシーンがなかった。知性的で皮肉屋で素直じゃなくて優しい彼女が好きだが、科学者なのに科学の知識も活かされることなく、パソコンが得意なのにそれも活かされることもなく、わたしはそういう彼女がかっこよくあるものでなんとか場を切り抜けるシーンがみたかったのだと思う。

これは好みであるので、人によるだろうから、評価は保留である。

というわけで、フィクションなのは大前提として、やる気が無さすぎるなと思った。終わり。


#名探偵コナン #映画
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ほろた
ガイウスくんバレンタインについて


ガイウスくんがイベントで登場してからどんなバレンタインになるだろうと考えていた。湖の話しかしない男だから、きっと湖の話をするのだろうと思っていた。ちなみにガイウスくんとは誰だと言われたら、ライブ・ア・ヒーローという通称ラブヒロというソシャゲに登場するキャラクターである。自分の生い立ちを探しており、つっけんどんとはしているが表情が豊かな男の子である(成人はしている)大体見た目が色素薄目の短髪たれ目キャラで、いい身体してて声が福西さんで、おおまかな分類でいうとツンデレタイプである(異論はあるのかも)そんなんツボじゃん!ってことで三万円かけてガチャを回した。本当に泣きの一手だった。
詳しく語るとネタバレなのだが、だがしかしここぞと語るので、以後読むのは気を付けて欲しい。ガイウスくんはあまり人を寄せ付けないタイプなのに感情が出やすくてかわいいのに本人は人づきあいが苦手だと思っていて、自分の外見が土地柄浮いていて、亡くなった両親も血は繋がってないと分かっていて、自分の身体に紋様がある理由も分からず、心を閉ざして毎日湖に潜って、ウケの悪いダイビングインストラクターをしていて、親友は湖に住むネッシーのような相手だった、という、なんというかてんこ盛り過ぎるが……という男である。そしてさらに自分はクローンだったということがわかるというトンデモ男であり、トンデモ男だが、湖以外のことはよくわからんと思っている男である。確かにお前のことはよくわからないょ、かわいいってことぐらいしか…(混乱)
そんなカワイイ男だが、実はラブヒロの主人公は記憶がないのである、主人公自身の生い立ち(能力)がわからない事情を聞きつけて、人間コミュニティレベル1みたいな男が主人公の泊るホテルに夜、話をしにやってくるのだ。そんなコミュニティレベル1みたいな男が夜のホテルに突撃してくるってどんだけ追い詰められてるのかというか今まで孤独だったのか……。彼の人生において常に疎外感があり、誰にも心を打ち明けられず、湖とそこにいる人外だけが彼の支えであり、世界のすべてだったに違いない。何も知ろうとはせず、外に出て行こうとせず、ひたすら内に閉じこもっていたのだろう。本気の本気でガイウスくんはめちゃくちゃ感情が表情に出るというのに、それを弄る相手すら今までいなかったに違いない。イベントについては略なのだが、とにかくそういう風にひとしきり孤独だった男が、自分と同じ境遇(あるいは近しいと思っている)の相手と出会い、なおかつ自分の存在について知った後で、主人公と二人で会話する。イベント後にキャラを所持しているとみられるエピローグストーリーと呼ばれるものだ。お察しネタバレだがここまで読んでる人はもう大分ネタバレ踏んどる。気にせずに書くのだが、ガイウスくんが改めて自分は何だと思うと主人公に尋ねる、主人公はあなたはあなただと言うようなことを言う……。ここでまた主人公の話をするが、主人公はとんでも能力を搭載されるために生み出されたある種の人造物である。この事実はさらっと私(ユーザー)しか把握してなさそうなのだが、ガイウスくんが大勢いるかもしれないクローンの一人として作られたのなら、主人公は数ある内の中から唯一として意図的に作りだされた(と私が思っている)人間である。その構造の対比にある二人が、夜の湖で「自分は自分」という話をするのだ。すべての真実が明らかになった時、いつかこの夜を思い出して主人公が泣いてしまうな……と、私は思った。最初からガイウスくんには落ちていたが、ド完璧にガイウスくんと主人公のペアに落ちた瞬間である。さらにその後でガイウスくんが言うのだ。過去と向き合う時、側にいさせてくれと。


ラブやんけ



過去と向き合う時、すなわちそれは今か未来しかなくて、この先の約束をするってことはつまりそういういうこと!?などと言わなくてもラブなのは明白。ラブしかありません!ラブ罪で逮捕!本題は特にエピローグの話ではなく、バレンタインの話をしようとしているのである。これは前提に過ぎない。こういう風にすでにラブ確約している二人のバレンタインってこれ以上ラブがあるのか?という意味で、バレンタインエピソードがみたかったんです。実はこんなにラブ言ってるのだが、主人公とガイウスくんの関係はいまだに恋愛とは思っていない。ラブがあるだけで、ラブのある二人というだけで、恋愛……?となるといまいちピンと来ないのだ。この先の人生に必要な相手ってだけである。だが、バレンタインでとんでもシナリオが来たら少なくてもそちらには傾くだろう。お前は恋を囁くのか。愛を囁くのか。あるいは主人公がそうなのか。どちらなのだ……と八月ごろから三月ごろまで煩悶していたのである。しかし本日、はすぎたが三月二十四日ついにガイウスくんのバレンタインエピソードが追加されたのである。きちんと風呂に入り、飯を食い、酒を飲むのを待って素面で挑んだ。その結果——



ラブやんけ(二回目)


という事実に再び出会う。

なんか大体わかってたような気がするけど、今だけはあんたを独占したいって、どういう意味?


(何も分かってない人のセリフである)


上記の文字列を見た途端、悲鳴を上げたのだが、まあラブでも言うから……(脳内設定を申し上げるとラブヒロの主人公には幼馴染がいてこれがなんともメインヒロインであり、王道として主人公とくっつく以外なくない?みたいな本妻がいるので、ガイウスくんと主人公はラブだけどくっつくなら主人公と幼馴染じゃない?があり、延々それについて妄想してて、だから三人としてよく一緒に遊んでるんじゃないかなあとか思っていただけに)


今だけは、っていう台詞が私に都合よすぎてて、なんか逆によくわかんないのである。


こんなドンピシャで私が言ってほしい台詞が公式から提供されてたまるかッという思いと、まあそうなるよね、、、、、、、、、、、、、、、みたいな納得しかない気持ちで揺らいでいるけど上記の妄想は絶対自分にしかないから多分もっとシンプルな理由からだと思うんだけど、それを考えるのに自分が拒否しているからあと数か月くらいかけて解釈していこうと思います(作文)


どうしようもないので、深夜のテンションで書きなぐってみたが、やっぱりよくわかんないな………(普通にいつもは人といる主人公だからってのはめちゃめちゃあると思うし、大事な人はとことん大事にするガイウスくんだから、一緒にいたいってのはよくわかるんだけど、独占したいとか言い出すほどにいつも疎外感を覚え……?その行間の話をもっとくれよ……??????!!!!!!以下略)が深まるばかりなので、まあとりあえず満足はしちゃってて、今結構すがすがしい気分でゲームへの欲が燃え尽きているので、もっと次の燃料頂戴みたいな気分です!!!!!!製作が大変そうだけど、頑張って欲しい!!!!応援しています!!!!有難う!ラブヒロ!!!有難うライフワンダーズ(制作会社)有難うガイウスくん!!!!!!!!!

~fin~


#ラブヒロ
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ほろた
映画の感想


エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスとトップガン マーヴェリックの二本である。金も技術もあり丁寧に作られておりそれぞれに込められたメッセージもよかったが、特に刺さらず、いい映画だなという気持ちで終わった。
いい映画だなあというのだから、なにも思わずなにも怒り狂わないよりもましだし、ひさしぶりに映画館で映画見たのでいい体験をしたと思った。

エブリワンの方は、口煩い気ぜわしい母親が主人公で、メインが娘との話だから、かなり意欲作だなと思った。しかしまあ和解するのは娘がメインだが、監督が置いてるのは旦那の方で、彼がまあスーパースターだった。それがまたちょっといまいちだったかなというポイントだが、基本的には映像に凝っていて楽しく、衣装や表現も申し分ないので、ひさしぶりに見た映画としてはかなりよい体験だった。

トップガンの方はオールドスタイルな王道の洋画というかんじで、数年後にはテレビで放送されるのにはぴったりなハリウッド映画だった。正直前作をみていない為、友人の息子の願書を彼の母親にたくされていたからといって願書を破棄するのはかなり最悪で、それが命懸けの任務を任せることで帳尻合わせているのはかなり意味がわからなくて一緒に命懸けのやばいことをしたから、俺たちわかり合えたよね!てなるのはめちゃくちゃマッチョ思考だったので、正直意味がわからなかった。基本的には陽キャのマッチョ映画だったのでお手軽に楽しくみるにはいいだろうし、そんなかんじで解決するので、まあよかったねえというかんじだった。
エヴリワンのほうも、それで親子仲解決するかな?てかんじだったが、基本的に作品に置いてはパワーと勢いでよかったねえ!してくれれば問題がないので、二作ともいい映画だったのだ。パワーと勢いがあればいいエンタメである。雰囲気で感動したいのである。

来週も時間があるのでとりあえず映画をみようかなと思っている。毎秒ソシャゲをしてないと、人間暇なのである。


#映画
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ほろた
アンゼロがサ終した話

ソシャゲで半年という期間はほぼデバッグのようなものじゃないのだろうか、いやそんなことはもちろんないのだけど一年待たずして店仕舞いとは衝撃だった。
運営のコリーと言えば私は前にオンエアをプレイしたがガチャが渋すぎたのとストーリーの主人公のキャラがぶれたので撤退し、続いてまほやくをプレイしたが、公式で推奨される組み合わせについていけておらず、ここでしがみつくの難だよなと思ってほぼプレイを止めている。
そんなわけで何が言いたいのかというと、アンゼロリリース当初、コリーの作ったソシャゲという時点で自分のなかではかなり信用がなかった。
あれやこれやと難をつけ、またどうせ裏切られるのなら、嫌いになってしまおうと面倒くさい恋人のような心構えでプレイし、やっぱり難を見つけてはそら見たことか!とあてつけのように愚痴を言いながら一旦アンインストールした。
で、ハマった。
アンゼロは実際難があった。恋愛ストーリーがメインだというのに対象相手全員の個別ルートが読めるわけではなかったし、石の配布が渋ければガチャも渋いし、アイテムも落ちにくい。イベントは課金必須だし、本編も粗がないわけではない。探偵もの、裏社会もの、として舞台が整えられてるわりには、迫力はなく、完全ミステリーというほどのものではなかった。
女性向けとされるゲームは、男性客層に向けられるゲームと比べて結構作りが甘い。客層の規模が違うのだから当然ではあるのだが、それは結構がっかりさせられる話だ。
ではどこがよかったのか。
これは個人の感想なのだが、最近の女性向けゲームは基本的には男キャラ同士の組み合わせを眺める類いのものが多い。私は男同士の関係の話や二次創作をするが、基本的にはソシャゲで提供される男同士の組み合わせにあんまりツボがはまらないという個人的な好みがある(例外の作品もあるが)上に、ユーザーキャラと推しの組み合わせを好むのである。
そう、アンゼロはめちゃくちゃその好みに合致していた。だってそもそも、一生の恋をしようという、恋愛物語なのだ。
私がアンゼロに舞い戻ったのは推しのブライダルイベントが開催されたからだ。イベストを読んで気づいたのだ。

この作品ラブコメだ。

最初からアンゼロは恋のはなしだと言っているにも関わらず、まじで信用しておりませんでしたが、まじでラブコメだったことに衝撃を受けた。上記のような女性向けソシャゲ風潮がある最中で、このゲーム、男女ラブコメガチでやろうとしている………………………………………………
マンスリーパスを購入し、アンゼロにハマる日々が始まったのである。もちろん欠点のあるゲームにたいしてラブコメ無罪というわけではない、いや本当はラブコメ無罪なところはある。あるんだよ。
私は最初探偵ものミステリーものとして、アンゼロを受け取り読んでいた。主人公は記憶喪失だったし、だからいろんな事件が起きてその中で主人公の生い立ちを見つけ、自分自身という謎を解いていくのだろうと。だって真実はいつもひとつだから。
だが、アンゼロは最初から違ったのだ。だって言っていた、一生ものの恋って。言ってた。まじで言ってる。アンゼロは探偵ものミステリーを土台にした感情を失った記憶喪失の主人公と出会った相手との一生ものの愛と恋のはなしだったのだ。
こんなドストレートに男女恋愛ラブコメをこの現代にやってくれるだけで、度胸と覚悟が百億点だ。いやーほんと最初から言ってほしかった。
繰り返すが、アンゼロは最初からそう言ってるのである。
冒頭、コリーを信用していないと私は言っていた。こういう風に予断をもつとひとは大事なものを失う。
でも実際キャラの誕生日にサ終の告知をするなよ、とかめちゃくちゃ運営大丈夫かよというヤバさは確実にあり、コリーについては結局判断をしかねる。作品と好みが合致しただけだという可能性もある。ソシャゲ人生、そういうこともある。
私はアンゼロが好きだったし終わらないでほしかった。文句をいっておいて、それが調子のいい現金な発言なのもわかっているがやっぱり好きだった。
だから素直に悲しいし寂しい。同時にやっぱりそんな知らせをキャラの誕生日に発表するな、そういうところだぞおまえ…………………………というこのなんとも言いがたい複雑さもある。こうなって当然だと思ったし、だからこそ踏ん張れなかったものだったのかと思う。一年続いていれば変わっていたのか、でもまほやくがああだからなぁ…………みたいなうろんな感情もあるわけで、今はアンゼロの制作サイドに一旦お疲れさまでしたと言いたい。あなたたちの作ったお話が素敵だったことには変わらない。ずっとその先が見たかったし、きちんとハッピーエンドを迎えてほしかった。本編2.5部が作られたことを感謝しています。
ほんとに有り難う。一時の心の支えでした。


#アンゼロ
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ほろた
コナンゼミストーリーマスターコースが終わった



誤解を招く前に最初に言うがコナンゼミそのものは続いている。
終わったのは、ストーリーマスターコースだ。

まずコナンゼミとはなんぞや?の人に説明を向けると学研と名探偵コナンがコラボしたアニメを見ながら出題される問題を解くというサービスである。これには三つコースがありその内二つは小学生向けのものであったが、ストーリーマスターコースは大人向けの問題が提供されていた。サービス開始当初は赤井くんの映画というのとあり、緋色シリーズが延々と続いた。
これが結構難しかった。問題も勿論そうなのだが、コナンゼミの問題はキャラから出題され、そのキャラによって難易度が違う。特に赤井くんは難しい。問題が、ではない。赤井くんが何を言ってるのかがまじでさっぱりわかんないのである。Aという答えに導こうとしているはずなのに、概念がざっくりしており、てんで方向知らずのXぐらいの台詞で出題してくる。赤井くんのコミュニケーションに一抹の不安を覚え、本編の記憶とキャラとの関係性を振り返るだに衝突するのも誤解されるのも仕方ないと思えてくる。こうなると一週回って、こうやって接することで、赤井くんのキャラクターとしての解像度がぐんと上がり、むしろ大好きになってしまったぐらいである。
それがストーリーマスターコースをはじめたひとたちにとって、いい入り口だったのかは分からない。私は知り合いと一緒に通話しながら解いていたため、おい!!赤井くん!!わかんねえぞ!などとヤジを飛ばせたが、悶々と一人でやるには不条理であったと感じる。コナンゼミはその謎解きの性質上SNSでの問題共有は不向きだし不可だから、尚更だったかもしれない。
赤井くんの不条理ともいえる難コミュニケーションに振り回されたあと、出題者が蘭さんや他のキャラに変わったときの、問題が──わかるぞ!という楽しみかたは一般的でなかったにしろ、コナンゼミストーリーマスターコースはキャラクターというものの解像度が高く、名探偵コナンという作品に理解があったし愛があったから、キャラクターものとしても深く楽しめたのである。
詳しくは言えないがキャラによっては駄洒落だったし、アニメの話の展開によってはラブコメな問題も出題されていた。名探偵コナンのサービスとしてはかなり楽しい部類であったし、価格も良心的だった。続けるのに苦ではないし、アニメもこんな話しあったなと振り返ることができる。
しかしまあウケは悪かったのだろう、アンケートからはじまり、問題の難易度は徐々にグッと下がって、手応えがなくなった。ボイスの追加はあったが、好きなボイスは消え、ガチャも追加されたが、ポイントは金で買えないため、ガチで運次第の勝負だ。ただまあ、ドブッてもチケットが貰えて、それは現実的にアクスタと交換ができる。なんとおみくじ機能がついており、毎週一度だけ引けてこれが結構楽しい、のだが。やっぱりおみくじ結果はSNS共有はできない。
コナンゼミという知名度の低さからして、一部を除いてSNS共有不可というのは、結構難しい話だ。大人たちは学研ということで子供向けのサービスと思ったままだったろうし、最初からはじめたひとは問題の難しさに匙を投げたのかもしれない。そんなこんなで、あっという間にストーリーマスターコースは終わってしまった。最後の出題は緋色シリーズからだった。初志貫徹を感じさせる覚悟の終わりであった。
念のためもう一度書いておくと、ストーリーマスターコースは終わったが、小学生向けのコースふたつは続いている。一応高学年向けのサービスに移動したが、やっぱりストーリーマスターコースが懐かしい。今はただ榎本梓の衣装お着替え応援キャラが追加されるのを待っているばかりだ。

コナンゼミが終わるまで加入し続ける気持ちだが、ファンの方は一度コナンゼミに加入してみるのはどうだろうか。名探偵コナン×なぞとき×家で出来てなおかつアニメもみれるし、キャラから出題して貰え、正解すると誉めてくれる。やっぱりいいサービスだし、楽しい。
願わくば初期赤井くんをファンの方に体験して欲しかったものである。あれはいい、キャラ体験だったと深く思うし、コナンゼミに感謝している。
これからも面白い問題をつくって欲しいものである。がんばってください。

追記:現在はアドバンスコースに加入している。アニメを見る形式そのものではないがどうもスタンスは継承され、結構面白い問題も出る。相変わらず楽しいのでいいサービスだと思います。応援している。

#名探偵コナン
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クリスマスメルトカウントダウン

まずセンセチアがかわいい。歌姫ってことだけど、センセチアのちょっとつり目なとことか露出があっても健康的なパワーがあってめっちゃがいい。夢へのひたむきさとか負けん気とか、一緒にいるヴィスカナムとの出会いと関係性もいい。二人のコンビが好きだ。お互い雑なようでいて、思いあっている。親子とも友だちでもない。仲間というか同士。
そのヴィスカナムの奔放な性格と深く根付いた恐怖の噛み合わせがいい。自分だけ覚えている悔しさもあったのだろうと思うが、怒りというよりは恐れという気がして、それが技術に邁進させるのは、根本的理由な気がしてよかった。なにかをなんとかしたいから、技術が生まれるのだと思うから。めちゃくちゃな性格のなかにある繊細さがよかった。この世界観で怪物を怖がることが描かれていたのも良かった。
その中できらりと光るゴメイサの純真さがいい。無邪気さって私は鼻につくときがあるんですけど(ひねくれてるから)、今回クローネさんも同行したけど、ゴメイサ以外の三人も純粋に何か夢に向かってるひとたちだから、この中で、みんなに(というか世界に)向けた純真さを持ってるゴメイサが、浮かずかといって持ち上げられず、バランスよくすっと通って光っていたのがよかった。ゴメイサだって、クリスマスへの思いは自分が助けられたというエゴがある。そして居合わせたヒーローみんなにそれぞれエゴがある。
とにかく読んでいてバランスがいいなーと思った。キャラバランスの組み合わせがいい。最高のメンツ。情熱と夢と無邪気さと知識と技術。それらがクリスマスを救う。情熱だけでもだめで、技術だけでもだめだ。四人のヒーローがいたから救えたクリスマスで、それはすごくロマンティックだったし、ヒューマニズムな気がした。
ラストバトルを応援してくれる現地の人や、最後の鍵を握るセンセチアが、あなたがいたから戦えるとオペレーター(ユーザーキャラ)にちゃんと目配せしてくれるのがかなり嬉しかった。戦いの場にいることと、いる意味を与えてくれた。案外そういう目配せが嫌みにならない、過度にならない、シナリオは珍しい。すごくどこまでもちょうどいいバランスで物語を楽しませてくれる。とても好きな話だ。
さらに嬉しかったのは去年のクリスマスイベントも世襲してくれていたこと。去年のクリスマスの頑張りを肯定してくれて、なおかつそれがヴィスカナムの父親が志していた科学(発明)の意味だと思った。
謎はまだまだ残されているし、本懐は遂げられていない。が、このひとつの出会いとみんながなし得てくれたことは最高のクリスマスプレゼントだった。
惜しむらくはイベント開催時期が年明けに股がっていたことだが、まあそれは仕方ない。
イベントといえばキャラエピローグだったが、これはゴメイサが予想外に裏切ってくれてとてもよかったね、、、というかみんなよくて、エピローグまでも最高だったのでにっこりしてしまった。とても満足感があった!
あとはクローネさんの新衣装待ってます!!!!!!!! 素敵なクリスマスをありがとうございました!

#ラブヒロ