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ほろた
2023-03-02



万博公園に行ってきた
午前は曇り空であんまり日が射しておらず、出掛けるぞとしたものの、あまり気が入らず絵など書いていた。が、どうにもしゃっきりならず、うだうだとしていたが、昼頃日が射し込んできたので、不意に今しかないという気分になり、昼飯に冷凍チャーハンとミニトマトを食べて、いそいそと準備をして出掛けた。
一年ぶりかという勢いの万博公園は天気のせいか平日だからかあまり人が少なく、エキスポシティがオープンして以来人が多いのが気になって足を向けなかったのだがようやく落ち着いた頃合いなのだろうかと考える。春休みに差し掛かる時期だし、桜の季節を控えて、嵐の前の静けさなのかもしれなかった。

この気温で野晒しの外に出掛けるわけだから、防寒をきちっとしていこうと着込むと周りはすっかり春のため、今だ冬から抜け出せない人として街には馴染まなかったのだが、万博公園についてみると、かなりの強風で日が射しているからそこまで寒くはないものの、ワークマンのコートを着てきたのはいい選択だった。あまり気温に悩まず、梅を眺めてぷらぷら歩いた。風が強いということは雲の流れが早いから空は青々として透き通っている。梅の枝がしきりに揺れるものの、花の盛りから少し過ぎた具合だったがきれいに咲いていた。
香りは風で流れて行くのかあまりせずに、少しそれが残念だった。品種によって、ピンク、白と色合いが違い、好みによって白と薄い緑の梅が気に入ったものの、ピンクの好きな人が生み出したであろう、紅色の鮮やかな一段と映える梅が堂々と咲いているのがなんだか微笑ましく、綺麗でしょうと話しかける賑やかさで風に揺れていて、君は綺麗だねえとつい頷いてしまうような次第だ。

今回のメインは花を見るのもそうだが、外でコーヒーを淹れて飲んでみる試みをしたく、出掛けたのでぷらぷらと歩いて良さそうなベンチをみつけて、そこでコーヒーを淹れてみた。
淹れてみるといっても、フィルター式のドリップコーヒーに持ってきた湯を注ぐだけなのだが、あまりの強風のため、グラスやコーヒーが飛んでいくかと思ってひやひやした。
それでも外で飲むコーヒーはとても美味しかったし、またやりたいなあと思う。


ぼんやりとベンチで寝転がって、空を眺めたり、椿を見たりとなんとなく憑き物が落ちるような心地で、余計な力が抜けていく気がした。
リラックス出来て、いい時間になった。